デジタル大辞泉 「凡」の意味・読み・例文・類語
ぼん【凡】[漢字項目]
〈ボン〉1 全体を通じて。おしなべて。「凡百」
2 一般的で特に目立たない。普通。「凡作・凡人・凡打・凡退・凡夫・凡庸/超凡・非凡・平凡・平平凡凡」
〈ハン〉全体にわたるさま。あらまし。「凡例」[名のり]ちか・つね・なみ
[難読]
〈ボン〉
〈ハン〉全体にわたるさま。あらまし。「凡例」( 1 )[ 二 ]①③④は「おおき(大)」に対応し、[ 二 ]②は「おおい(多)」に対応する。「おおきい(大)」と「おおい(多)」とは本来同源であり、後に分化したものと考えられるので、接頭語「おお」は未分化の状態を残しているといえる。
( 2 )[ 二 ]⑤の場合、現在ではふつう「だい」を用いるような漢語にも、明治期には「おお」が使われることが多い。(「大失策(オホシッサク)」「大賛成(オホサンセイ)」など)。




(きふ)に從ふ。
は古
なり」という。相及ぶものを連及してまとめる意とする。卜文・金文の字形は盤の形。〔説文〕が「最括」とし、字を二に従うとするのは、最の上部との字形の関連に注目したのであろうが、最は戦場での
耳を掩いとる形で、
とは関係がない。金文の〔散氏盤〕に「
て十
五夫なり」のように、合計の意に用いる。
の形はまた卜文の風を示す鳳形の鳥にも、声符として加えられており、鳳は風の初文である。
スベテ・オホヨソ 〔字鏡集〕
カゾフ・ミナ・コトゴトク・カルシ・アナグル・ヲロカナリ・ヲコス・スベテ・カス
声として
・鳳・汎・風など五字を収める。
一下は「艸
んなり」、汎十一上は「
く皃なり」とあり、
声の字に風行して盛んなるものの意がある。梵は後起の字。〔説文新附〕六上に録し、仏典などの音訳語に用いる。
・泛・鳳biu
mは同声。浮かびめぐるものの意がある。般buanももと
に従う字で、盤の初文。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...