吉井[町](読み)よしい

百科事典マイペディア 「吉井[町]」の意味・わかりやすい解説

吉井[町]【よしい】

岡山県東部,赤磐(あかいわ)郡の旧町。主集落吉井川と吉野川合流点の周匝(すさい)。吉備(きび)高原平たん面上に多くの集落があり,米作,野菜の抑制栽培が行われる。稲蒔(いなまき)は全国一の筆軸産地。2005年3月赤磐郡山陽町,赤坂町,熊山町と合併し市制赤磐市となる。86.07km2。5566人(2003)。

吉井[町]【よしい】

福岡県南東部,浮羽郡の旧町。筑紫平野北東部,筑後川左岸を占め,米麦のほか,カキ,ブドウなどの果物を産し,野菜栽培も行われる。久大本線が通じる主集落には製材,食品,ゴムなどの中小工業が盛ん。南部山麓には日ノ岡古墳,珍敷(めずらし)塚古墳(ともに史跡)などの装飾古墳が多い。2005年3月浮羽郡浮羽町と合併し市制,うきは市となる。28.29km2。1万7648人(2003)。

吉井[町]【よしい】

長崎県北部,北松浦郡の旧町。北松浦半島中部を占め,ほとんどが丘陵性の山地佐世保炭田炭鉱町であったが,閉山が相次ぎ,炭鉱跡地へ企業誘致を進めた。米作,施設園芸,肉牛肥育も行う。松浦鉄道が通じる。福井洞穴(史跡)がある。2005年4月北松浦郡世知原町と佐世保市へ編入。27.09km2。6425人(2003)。

吉井[町]【よしい】

群馬県南部,多野郡の旧町。利根川の支流鏑(かぶら)川の河谷平野を占め,中心集落は中山道脇往還の宿場町,市場町として発達。上信電鉄,上信越自動車道が通じる。養蚕が盛んで,シイタケも多産。上野(こうずけ)三碑の一つ多胡碑がある。2009年6月高崎市へ編入。58.35km2。2万4987人(2005)。

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