教(漢字)

普及版 字通「教(漢字)」の解説


常用漢字 11画

(旧字)
11画

[字音] キョウ(ケウ)・コウ(カウ)
[字訓] おしえる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
旧字はに作り、爻(こう)+子+攴(ぼく)。爻は屋上に千木(ちぎ)のある建物。そこに子弟が学んだので、(こう)は學(学)の初文。古代のメンズハウスは神社形式に近い建物であったらしく、そこに貴族の子弟たちを集め、長老たちが伝統や儀礼の教育をした。卜辞に多方(多邦)の小子・小臣(貴族の子弟)を集めて教戒することを卜する例がある。金文の〔大盂鼎〕にも王が「小學に(つ)く」ことをしるしており、他に「學宮」の名のみえるものもある。周代教学の制度は〔周礼、春官、大司楽〕〔礼記、文王世子〕などに記すところが参考となる。〔説文〕三下に「上の施すは、下の效(なら)ふなり」と・效(効)の声韻の関係を以て訓し、字を孝に従うとするが、孝は老の省文に従うもので、爻とは関係がない。に攴を加え、また(きよく)を加えた字は(がく)。攴は教権の鞭を示す。

[訓義]
1. おしえる、おしえ。
2. 学校。夏に教(校)、殷に庠(しよう)、周に序という。
3. 使役の助動詞。しむ、せしむ。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ノリ・ヲシフ・セシム・タカシ

[部首]
〔説文〕にをこの部に属し、學をその篆文とするが、〔書、説命下〕に「(をし)ふることは學ぶことのばなり」とあるように、・學は授受の関係にある字である。

[語系]
kek、效he、學・heuk、keは声義近く、同系の語。卜文に學をに作る。

[熟語]
教安・教意・教肄・教育・教閲・教化・教誡・教戒・教誨・教学・教勧・教諫教義・教禁・教訓・教言・教綱・教唆・教士・教指教示・教辞・教授・教習・教順・教馴・教詔教条・教場・教擾・教成・教卒・教沢・教達・教治・教勅・教典・教道・教導・教督・教徳・教範教鞭・教法・教坊教本・教民・教命・教喩・教諭・教誘・教養・教令・教練・教勒
[下接語]
異教・遺教・陰教・往教・家教・外教・宮教・敬教・顕教・厳教・高教・国教・三教・指教・施教・師教・詩教・邪教・釈教・受教・儒教・宗教・殉教・順教・助教・承教・信教・垂教・世教・成教・声教・政教・清教・聖教・設教・説教・宣教・善教・大教・胎教・台教・調教・典教・伝教・道教・徳教・任教・背教・布教・婦教・風教・仏教・文教・奉教・密教・名教・明教・諭教・妖教・来教・立教

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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