鬱悶(読み)ウツモン

デジタル大辞泉 「鬱悶」の意味・読み・例文・類語

うつ‐もん【鬱×悶】

心が晴れ晴れせず悩み苦しむこと。また、その気持ち。
「―の心しのびがたく」〈一葉・うもれ木〉
[類語]憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい物憂いびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心から哀切哀れ悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい悲愴悲痛悲傷沈痛苦しい憂い耐えがたいしんどい苦痛やりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がるけだるいアンニュイ胸が裂ける胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れる胸がつまる気を重苦しい滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む悶悶もんもん

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精選版 日本国語大辞典 「鬱悶」の意味・読み・例文・類語

うつ‐もん【鬱悶】

  1. 〘 名詞 〙 思うようにならないため心がふさいで悩み苦しむこと。また、その気持。
    1. [初出の実例]「大いに飲酌をもよほして纔に連日の鬱悶(ウツモン)をなぐさめぬ」(出典読本忠臣水滸伝(1799‐1801)前)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐斬曲几文〕

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普及版 字通 「鬱悶」の読み・字形・画数・意味

【鬱悶】うつもん

気がふさぎ、もだえる。

字通「鬱」の項目を見る

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