遼(漢字)

普及版 字通 「遼(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 15画

(旧字)
16画

[字音] リョウ(レウ)
[字訓] はるか・とおい・めぐる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(りよう)。の初文は庭燎(にわび)。ゆえに明るい、めぐる、遠いの意がある。〔説文〕二下に「きなり」と遼遠の意とする。〔公羊伝、桓十一年〕に「少しく之れを(れうくわん)せよ」とは、ゆるくする意。

[訓義]
1. はるか、とおい、めぐる。
2. ゆるめる。

[古辞書の訓]
名義抄 ハルカニ・トホシ

[語系]
lyは遙(遥)jiと声義近く、遼遥と連言することがある。また超thi、迢dy、卓・倬tek、thekもみな遠(たくえん)の義があり、同系の語。

[熟語]
遼越・遼遠遼隔遼廓遼闊遼緩・遼空遼迥遼夐・遼原遼荒遼曠遼豕・遼絶・遼天・遼遼僻遼緬・遼遥・遼来遼落遼亮遼遼遼朗
[下接語]
迥遼・広遼・征遼・阻遼・博遼・幽遼

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android