小雪（読み）しょうせつ

精選版 日本国語大辞典

しょう‐せつ セウ‥【小雪】

〘名〙

① わずかな降雪。

② 二十四節気の一つ。太陽が黄経二四〇度に達する時をいう。陰暦一〇月の中旬で、陽暦では一一月二二日ごろに当たる。十月中気。《季・冬》

※延喜式（927）一六「起_二小雪六日_一至_二十五日_一」 〔後漢書‐律暦志下〕

こ‐ゆき【小雪】

〘名〙 (「こ」は接頭語) すこし降る雪。すこしの雪。⇔大雪。《季・冬》

※童謡・雪のふる晩（1920）〈北原白秋〉「大雪、小雪(コユキ)、雪のふる晩に」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

こ‐ゆき【小雪】

少し降る雪。少しの雪。《季 冬》「麦の芽のうごかぬ程に―ちる／蝶夢」⇔大雪。
[類語]雪・雨・霙みぞれ・氷雨・霰あられ・雹ひょう・白雪はくせつ・白雪しらゆき・ダイヤモンドダスト・淡雪・綿雪・牡丹雪・粉雪・細雪・締まり雪・ざらめ雪・風花・大雪・豪雪・どか雪・吹雪・吹雪く・地吹雪・雪嵐・暴風雪・ブリザード・雪煙・初雪・新雪・積雪・根雪・万年雪・深雪しんせつ・深雪みゆき・残雪・春雪

しょう‐せつ〔セウ‐〕【小雪】

二十四節気の一。11月22日ごろ。《季 冬》「―や古りしだれたる糸桜／蛇笏」

出典　小学館

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

小雪
しょうせつ

二十四節気の一つ。太陰太陽暦の 10月中 (10月後半) のことで，太陽の黄経が 240°に達した日 (太陽暦の 11月 22日か 23日) に始り，大雪 (12月7日か8日) の前日までの約 15日間であるが，現行暦ではこの期間の第1日目をさす。初冬の候であるが，ときおり気温が上昇して小春日和になることもある。昔中国ではこの期間をさらに5日を一候とする三候 (虹蔵不見，天気上騰地気下降，閉塞而成冬) に区分した。それは，もはや虹も現れず，天気が上昇しても大地の様相は下降し，全般的に冬の時候の意味である。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

日本大百科全書(ニッポニカ)

小雪
しょうせつ

二十四節気の一つ。立冬ののち15日、すなわち11月22日ごろにあたる。寒さまだ深からず、雪また大ならざる意であるが、気候的には初雪の季節よりは20～30日くらい早くなっている。しかし初雪の早い記録を調べると11月10～20日くらいになっている所が多い。

［根本順吉］

[参照項目] | 二十四節気

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

日本文化いろは事典

小雪

11月22日頃 小雪とは、冬とは言えまだ雪はさほど多くないという意味です。冬将軍が到来すると言われる時期ですので、北の地方ではコタツを押し入れから出す家が増える頃なのではないでしょうか。西日本においては夏みかんを収穫をする季節に入ります。

出典　シナジーマーティング(株)

普及版 字通

【小雪】しようせつ

立冬の次。

字通「小」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

367日誕生日大事典

小雪 (こゆき)

生年月日:1976年12月18日
平成時代の女優

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」