デジタル大辞泉 「念」の意味・読み・例文・類語
ねん【念】[漢字項目]
[学習漢字]4年
1 いちずに思いをこめる。「念願・念力/一念・観念・祈念・思念・専念・想念」
2 いつまでも心にとどめる。「念書/記念」
3 思い詰めた考えや気持ち。思い。「
4 注意。「丹念・入念」
5 含み声で唱える。「念経・念仏」
6 きわめて短い時間。「念念/一念」
7 「
[名のり]むね
 三音〕
三音〕
 
  
  
  
  
 
 (いん)・岑(しん)・
(いん)・岑(しん)・ (あん)、また念に稔(ねん)・唸(てん)・
(あん)、また念に稔(ねん)・唸(てん)・ (しん)の声があり、今声の範囲はかなり広い。今は蓋栓(がいせん)の形。
(しん)の声があり、今声の範囲はかなり広い。今は蓋栓(がいせん)の形。 (いん)(飲)は酒
(いん)(飲)は酒 の蓋(ふた)のある形に従う。その今と心との会意という構造は考えがたいから、今の転声とするほかない。〔説文〕十下に「常に思ふなり」とし、今声とする。金文に「
の蓋(ふた)のある形に従う。その今と心との会意という構造は考えがたいから、今の転声とするほかない。〔説文〕十下に「常に思ふなり」とし、今声とする。金文に「 (経)念」「
(経)念」「 念」などの語がある。廿(しゆう)の音に借用して「元
念」などの語がある。廿(しゆう)の音に借用して「元 辛未(しんび)、陽
辛未(しんび)、陽 念(しふ)五日」のように用いるのは宋以後のことであるらしく、〔集韻〕に字を
念(しふ)五日」のように用いるのは宋以後のことであるらしく、〔集韻〕に字を (しゆう)声とするが、金文の字形は明らかに今に従っており、廿・
(しゆう)声とするが、金文の字形は明らかに今に従っており、廿・ の声は字の原音ではない。〔釈名、釈言語〕に「念は黏(ねん)なり。
の声は字の原音ではない。〔釈名、釈言語〕に「念は黏(ねん)なり。 (こころ)に相ひ親愛し、心黏
(こころ)に相ひ親愛し、心黏 して
して るる能はざるなり」という。今は蓋栓の形で、中に深くとざす意をもつ字である。
るる能はざるなり」という。今は蓋栓の形で、中に深くとざす意をもつ字である。 ・稔・
・稔・ など五字を収める。
など五字を収める。 の反切音に乃
の反切音に乃 (デンネン)・
(デンネン)・ 感(アンヲン)・乃感(ダンナン)・尼咸(ダンネン)・式
感(アンヲン)・乃感(ダンナン)・尼咸(ダンネン)・式 (シン)・失
(シン)・失 (セン)・女減(ダンネン)・奴答(ダフナフ)の音がある。唸は都甸(テン)、
(セン)・女減(ダンネン)・奴答(ダフナフ)の音がある。唸は都甸(テン)、 (しん)は式任(シン)・知甚(チン)の音であるが、念以外の声が多く、この系統の字音に変化が多いようである。
(しん)は式任(シン)・知甚(チン)の音であるが、念以外の声が多く、この系統の字音に変化が多いようである。 m、恁nji
m、恁nji mは声義近く、〔後漢書、班彪伝下注に引く説文〕に「恁(にん)は念ふなり」とみえる。
mは声義近く、〔後漢書、班彪伝下注に引く説文〕に「恁(にん)は念ふなり」とみえる。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...