あくどい(読み)アクドイ

デジタル大辞泉 「あくどい」の意味・読み・例文・類語

あくど・い

[形][文]あくど・し[ク]
程度を超えてどぎつい。やり方が行きすぎてたち悪い。「―・い宣伝」「―・い商売
色や味などがしつこい。「化粧が―・い」「がらがけばけばしくて―・い」
[派生]あくどさ[名]
[類語]こすいこすっからいずるい狡猾ずる賢い小賢しい賢しい賢しら悪賢い老獪海千山千抜け目が無い要領がいい悪い悪辣奸悪邪悪奸佞陰険性悪悪性俗悪凶悪極悪罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣陋劣ろうれつよこしまさがない腹黒い腹汚い人悪い人が悪い人悪口さがない悪たれ悪たれる意地悪い意地悪邪慳突っ慳貪けんけんつんけんとげとげしいつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あくどい」の意味・読み・例文・類語

あくど・い

〘形口〙 あくど・し 〘形ク〙 ものごとが度を超えていていやな感じを受ける場合に用いる。
① 色、味、やり方などがしつこい。くどい。
※俳諧・炭俵(1694)下「同じ事老の咄しのあくどくて〈桃隣〉 だまされて又薪部屋(まきべや)に待(まつ)野坡〉」
※桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉一「少しもあくどい飾りなどのない、さっぱりした店である」
② やり方や性格などがどぎつくて、たちが悪い。悪辣(あくらつ)なさま。
堕落論(1946)〈坂口安吾〉「人前で平気で女と戯れる悪どい男であった」
あくど‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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