デジタル大辞泉 「ぞっこん」の意味・読み・例文・類語 ぞっ‐こん 《古くは「そっこん」》[形動]心底からほれ込んでいるさま。「彼は彼女にぞっこんだ」[副]心から。まったく。「ぞっこんほれ込む」[名]心の底。しんそこ。「ああ―から嬉しかろ」〈浄・関八州繋馬〉[類語]魅せられる・引かされる/無性に・やたら・むやみ・みだり・むやみやたら・めったやたら・めった・やみくも・あまり・無下に・後先なし・無謀・無鉄砲・盲めくら滅法・盲目的・後先見ず・向こう見ず・命知らず・破れかぶれ・やけ・自暴自棄・ふてくされる・やけくそ・やけっぱち・自棄・捨て鉢・八方破れ・無軌道・放埒ほうらつ・放縦・放逸・奔放・野放図・勝手次第・好き勝手・ほしいまま・切実・切切・痛切・つくづく・つらつら・ひしひし・しみじみ・心こころから・心しんから・心が動く・こよなく・じいん・度外れ・めっぽう・途方もない・途轍とてつもない・桁違い・過度・すごく・ひどい・はなはだ・この上ない・とても・特別・ことさら・ひたすら 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ぞっこん」の意味・読み・例文・類語 ぞっ‐こん ( 古くは「そっこん」 )[ 1 ] 〘 名詞 〙 心の底。しんそこ。[初出の実例]「そっこんから燕せらるるぞ」(出典:両足院本毛詩抄(1535頃)一〇)[ 2 ] 〘 副詞 〙 しんそこから。心から。まったく。[初出の実例]「人には云い勝ともそっこん心には服せざるなり」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)一〇)「滝川に属懇(ゾクコン)惚れた角左衛門が」(出典:歌舞伎・侠客五雁金(1794)序幕)[ 3 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 惚れて全く心を奪われるさま。[初出の実例]「其のぞっこんであった男が」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by