痛切(読み)ツウセツ

デジタル大辞泉の解説

[名・形動]身にしみて強く感じること。また、そのさま。「必要性を痛切に感じる」「痛切な思慕の念」
[派生]つうせつさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘形動〙
① 物事の内容や状態がきわめて強く他に働きかけるさま。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉二「且慨し且つ説く、傍さながら人なきが若し、其論痛切(ツウセツ)」 〔漢書‐劉向伝〕
② そのものから受ける感じが強く身にしみるさま。また、そのものに対する思いがどうにもならない程であるさま。
※三四郎(1908)〈夏目漱石〉四「実際の所は、これ程痛切(ツウセツ)に不足を感じてゐなかったからである」
※河童(1927)〈芥川龍之介〉一五「如何なる芸術にも河童を求むること痛切(ツウセツ)なればなり」

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