精選版 日本国語大辞典「痛切」の解説
つう‐せつ【痛切】
〘形動〙
① 物事の内容や状態がきわめて強く他に働きかけるさま。
② そのものから受ける感じが強く身にしみるさま。また、そのものに対する思いがどうにもならない程であるさま。
※三四郎(1908)〈夏目漱石〉四「実際の所は、これ程痛切(ツウセツ)に不足を感じてゐなかったからである」
※河童(1927)〈芥川龍之介〉一五「如何なる芸術にも河童を求むること痛切(ツウセツ)なればなり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報