捨鉢(読み)ステバチ

デジタル大辞泉 「捨鉢」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「捨鉢」の意味・読み・例文・類語

すて‐ばち【捨鉢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事自分の思うようにならなくて、もうどうなってもかまわないという気持になること。自暴自棄になること。また、そのような態度をとるさま。やけくそ。すてっぱち。すてぶち。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「また其所の座になると捨罪(ステバチ)をいふわな」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)初編)

すて‐ぶち【捨鉢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「すてばち(捨鉢)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「茶を入かへて女房が、持出るこなたは捨ぶちで、往(い)にかけるのを」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)八)

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