デジタル大辞泉
「切実」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せつ‐じつ【切実】
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① この上なく適切なさま。きわめてよく当てはまっているさま。
- [初出の実例]「其物について其理を明すやうな切実的当なる味がなし」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講)
- 「二記者の説く所咸く我が日本に切実ならざるに非らず」(出典:条約改正論(1887)〈小野梓〉五)
- ② 心からであるさま。心に強く感じるさま。
- [初出の実例]「如何に善に移るの心が切実なりとも」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)
- 「食事と風呂と寝台との三つが切実に欲しかったが」(出典:雲のゆき来(1965)〈中村真一郎〉一二)
- ③ その人の生活に深くかかわっているさま。
- [初出の実例]「民生切実の業は、瑣末の陋事として、絶て心を用ひず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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