心から(読み)ココロカラ

デジタル大辞泉 「心から」の意味・読み・例文・類語

こころ‐から【心から】

[副]本当の気持ちで言動がなされるさま。心の底から。心底しんそこから。心より。「心から恋い慕う」「心から喜ぶ」
[連語]他からの強制ではなく、自分意志で。自分から求めて。
現世後生、―いたづらになしたる者なり」〈今昔・二六・五〉
[類語]平になにとぞ是非どうぞどうか願わくはくれぐれもなんとかぜひともまげてひとつなにぶんしんから衷心返す返す強いて敢えて努めてできるだけなるたけなるべく可及的必ずきっと絶対何としてもどうしても是が非でもたって必ずや必定否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非ともとくととっくり重ね重ねつくづくしみじみ切切痛切切実深刻ひしひしじいんせつ無性にやたらむやみみだりむやみやたらめったやたらめったやみくもあまり無下に後先なし無謀無鉄砲めくら滅法盲目的後先見ず向こう見ず命知らず破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいままつらつら心が動くこよなくぞっこん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら

しん‐から【心から】

[副]こころから。心の底から。心底しんていから。「心から喜ぶ」「心からいやになる」
[類語]平になにとぞ是非どうぞどうか願わくはくれぐれもなんとかぜひともまげてひとつなにぶんこころから衷心返す返す強いて敢えて努めてできるだけなるたけなるべく可及的必ずきっと絶対何としてもどうしても是が非でもたって必ずや必定否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非ともとくととっくり重ね重ね無性にやたらむやみみだりむやみやたらめったやたらめったやみくもあまり無下に後先なし無謀無鉄砲めくら滅法盲目的後先見ず向こう見ず命知らず破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみ心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら

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精選版 日本国語大辞典 「心から」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 から

  1. 自分の心掛けが原因で。他のせいでなく自分の心ゆえに。
    1. [初出の実例]「恋草を力車(ちからくるま)七車(ななくるま)積みて恋ふらく吾が心柄(こころから)」(出典万葉集(8C後)四・六九四)
    2. 「心から知らぬ世界に明けくらすを思へば、心細けれど」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)
  2. 心の底から。一心に。衷心から。
    1. [初出の実例]「心から春待つ園はわが宿の紅葉を風のつてにだに見よ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)

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