無謀(読み)ムボウ

デジタル大辞泉 「無謀」の意味・読み・例文・類語

む‐ぼう【無謀】

[名・形動]結果に対する深い考えのないこと。また、そのさま。無茶。無鉄砲。「無謀旅程」「無謀運転」
[類語]無鉄砲めくら滅法闇雲盲目的後先見ず向こう見ず命知らず無闇やたらみだり無性にむやみやたらめったやたらめった無下に後先なし破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら

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精選版 日本国語大辞典 「無謀」の意味・読み・例文・類語

む‐ぼう【無謀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 深い考えのないこと。無計画なこと。また、そのさま。成功する見込みもないのに行動することにいう。むてっぽう。無茶。
    1. [初出の実例]「無謀(ムボウ)の戦ひをせば躬方(みかた)を損ずるのみにして」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉六)
    2. [その他の文献]〔庾信‐擬詠懐詩〕

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普及版 字通 「無謀」の読み・字形・画数・意味

【無謀】むぼう

無鉄砲。

字通「無」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の無謀の言及

【未必の故意】より

…このような事例は,すべての犯罪について起こりうるが,実際に問題になるのは,通常の殺人(かっとなって刺した場合など),自動車事故(暴走して事故を起こした場合など)などが多く,公害事件などでも問題になる(被害が出るかもしれないと思いながら操業・販売を続けた場合など)。英米法では,この場合を〈無謀reckless〉として,故意・過失とは別の第3の場合としているが,ヨーロッパ大陸諸国では,この場合も故意・過失のいずれかに分けるのが一般的である。日本の立法も,後者に属する。…

※「無謀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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