デジタル大辞泉 「へらへら」の意味・読み・例文・類語 へら‐へら [副](スル)1 だらしなくあいまいに笑うさま。「へらへら(と)笑っている場合ではない」「へらへら(と)した態度にむかつく」2 軽々しくよくしゃべるさま。「へらへら(と)お追従を言う」3 紙や布などが薄く腰の弱いさま。「へらへら(と)した画用紙」[形動]3に同じ。「へらへらな下敷き」[アクセント]はヘラヘラ、はヘラヘラ。[類語](1)にやにや・にんまり・にやり・ほくそ笑む・にこにこ・にっこり・にこり・にこやか・にたにた・にたり・くすくす・くすり・くつくつ・莞爾かんじ・くっくっと・うふふ・えへらえへら・えへへ・いひひ・あはは・にかっと・からから・呵呵かか・薄笑い・忍び笑い・盗み笑い・嘲笑・冷笑・嗤笑ししょう・あざ笑う・薄笑う・せせら笑う・鼻で笑う/(2)おもねる・へつらう・媚こびる・取り入る・ごますり・阿諛あゆ・おためごかし・卑屈・媚こびへつらう・追従ついしょう・おべっか・おべんちゃら・諂巧てんこう・諂阿てんあ・諂曲てんごく・諂笑てんしょう・諂媚てんび・諂諛てんゆ・阿付・迎合・へいへい・へいこら・ぺこぺこ・曲学阿世・鼻息を窺うかがう・媚こびを売る・胡麻をする・太鼓をたたく・機嫌を取る・尻尾しっぽを振る・歓心を買う・色目を使う・秋波を送る・気を引く・気を持たせる・調子を合わせる・味噌みそをする・意を迎える 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「へらへら」の意味・読み・例文・類語 へら‐へら [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 炎をあげてよく燃えるさまを表わす語。[初出の実例]「べらべら、へらへら、めらめらは皆等しかるべし。火などの付て焼侍る音なるべし」(出典:かた言(1650)五)② 軽蔑したり、自嘲したりして、あいまいに笑うさまを表わす語。[初出の実例]「岡部はヘラヘラ苦笑をしながら」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)③ 相手に迎合しへつらうさま、また、軽々しくよくしゃべるさまを表わす語。[初出の実例]「皆紅葉見て酒のんでへらへらともう気を晴す牛滝の山」(出典:狂歌・狂歌活玉集(1740)下)④ 力なく揺れ動くさまを表わす語。[初出の実例]「沼の上にヘラヘラと漂ふ鬼火の如く」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の顔)[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 紙や布などが薄くて弱いさま。また、軽くて薄いものが揺れ動くさま。[初出の実例]「腰高障子などはもう所々ヘラヘラに吹き破られてゐる」(出典:俄あれ(1916)〈里見弴〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by