色目を使う(読み)イロメヲツカウ

デジタル大辞泉 「色目を使う」の意味・読み・例文・類語

色目いろめ使つか・う

異性の気を引くような目つき・そぶりをする。
何か下心をもって、こびるような態度をとる。「役人に―・う」
[類語]びるへつらうおもねる取り入るごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかがう太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい

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精選版 日本国語大辞典 「色目を使う」の意味・読み・例文・類語

いろめ【色目】 を 使(つか)

  1. 色目を働かせる。
    1. [初出の実例]「病人の色目を使ふけちな事」(出典:雑俳・柳多留‐一六(1781))
  2. ある物事関心があるという態度をとる。
    1. [初出の実例]「すました顔の奥で狡るい色眼をつかひだしてはゐないか」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の顔)

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