デジタル大辞泉
「諂曲」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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てん‐ごく【諂曲】
- 〘 名詞 〙 ( 「諂」は、[梵語] māyā の訳語。へつらうの意 )
- ① 自分の意志をまげて、他人にこびへつらうこと。てんきょく。
- [初出の実例]「若有二巡察使諂曲為レ心、昇降失一レ理」(出典:続日本紀‐天平一六年(744)九月丙戌)
- 「我を、あるが中に、ざえなく心諂曲(テンコク)なりと、かくいふ」(出典:大鏡(12C前)六)
- [その他の文献]〔法華経‐方便品〕
- ② よこしまな心をもつこと。
- [初出の実例]「諂曲の物をば冥是れを罰して」(出典:米沢本沙石集(1283)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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