味噌を擂る(読み)ミソヲスル

デジタル大辞泉 「味噌を擂る」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「味噌を擂る」の意味・読み・例文・類語

みそ【味噌】 を 擂(す)

  1. まだ漉(こ)してない、粒のある味噌を、擂鉢(すりばち)に入れて擂粉木(すりこぎ)でする。また、その際の擂粉木のような動きをする。
    1. [初出の実例]「下女(げす)が味噌するにも、団子はたくにも」(出典浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)上)
  2. 坊主になる。寺の小僧の仕事の一つとしてをするところからいう。
    1. [初出の実例]「江戸の水呑もか高野の味噌すろか」(出典:雑俳・一夜泊(1743))
  3. 追従を言う。おせじを言う。へつらう。胡麻(ごま)をする。

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