歓心を買う(読み)カンシンヲカウ

デジタル大辞泉 「歓心を買う」の意味・読み・例文・類語

歓心かんしん・う

人の気に入るように努める。人の機嫌をとる。「上役の―・う」
[補説]「関心を買う」と書くのは誤り。
[類語]びるへつらうおもねる取り入るごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかがう太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい

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精選版 日本国語大辞典 「歓心を買う」の意味・読み・例文・類語

かんしん【歓心】 を 買(か)

  1. 人の気に入るようにつとめる。人の機嫌をとる。
    1. [初出の実例]「後には細川を置き、大に之を封じて其歓心を買ひ」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)

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