鼻息を窺う(読み)ハナイキヲウカガウ

デジタル大辞泉 「鼻息を窺う」の意味・読み・例文・類語

鼻息はないきうかが・う

相手機嫌意向をうかがう。「上役の―・う」
[類語]びるへつらうおもねる取り入るごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい

鼻息びそくうかが・う

相手の意向・機嫌を気にしてさぐる。はないきをうかがう。
主筆の―・いつつ勉強して」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「鼻息を窺う」の意味・読み・例文・類語

びそく【鼻息】 を=窺(うかが)う[=仰(あお)ぐ]

  1. 相手の機嫌や意向を知ろうとする。人の顔色をうかがう。
    1. [初出の実例]「夷狄の鼻息(ビソク)を仰(アフ)ぎ」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐袁紹伝〕

はないき【鼻息】 を 窺(うかが)

  1. 恐る恐る人の意向をさぐる。人の機嫌をうかがう。
    1. [初出の実例]「朝四暮三世の鼻息を窺て其処置を転倒し」(出典:明六雑誌‐二〇号(1874)狐説の広義〈阪谷素〉)

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