胡麻擂り(読み)ゴマスリ

デジタル大辞泉 「胡麻擂り」の意味・読み・例文・類語

ごま‐すり【×胡麻×擂り】

へつらって自分利益をはかること。人に取り入ること。また、そういう人。「胡麻擂り野郎」
[補説]語源は、すり鉢でごまを擂ると四方にごまがつくので、あちこちについて人ごとにへつらうさまを言ったとするなど諸説がある。
[類語]おもねるへつらうこびる取り入る阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかがう太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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