徒費(読み)トヒ

デジタル大辞泉 「徒費」の意味・読み・例文・類語

と‐ひ【徒費】

[名](スル)金銭・時間労力などをむだに使うこと。また、その使ったもの。浪費
「―した時間が如何にも惜しまれるように」〈菊池寛恩讐の彼方に
[類語]無駄遣い浪費濫費散財空費冗費使い込む不経済勿体もったい無い惜しいあたら残念残り惜しい名残惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜去り難い後ろ髪未練がましい後を引くしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうじうじうだうだいじいじぐじぐじもじもじ因循断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びない死蔵退蔵倹約宝の持ち腐れ無にする無になる無に帰する水泡に帰する水の泡捨て金湯水のように使う髀肉ひにくたんリサイクルリユースリメークリバイバルカムバック

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精選版 日本国語大辞典 「徒費」の意味・読み・例文・類語

と‐ひ【徒費】

  1. 〘 名詞 〙 金、労力、時間などを無駄に使うこと。また、その使ったもの。無益なついえ。浪費。
    1. [初出の実例]「若し此制に従て五間四間とするときは、廃するに至りて、徒費に属す」(出典:地方官会議日誌‐七・明治八年(1875)六月二八日)
    2. [その他の文献]〔陸機‐文賦〕

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