水の泡(読み)みずのあわ

精選版 日本国語大辞典 「水の泡」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の 泡(あわ)

水面に浮かぶあわ。みなわ。すいほう。転じて、消えやすくはかないことのたとえ。〔新訳華厳経音義私記(794)〕
努力したことがふいになること。
※談義本・根無草(1763‐69)後「忰を守り立て人となし、父の名字をつがせんと思ひし事も水の泡」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「水の泡」の意味・読み・例文・類語

みず‐の‐あわ〔みづ‐〕【水の泡】

水面に浮かぶ泡。転じて、はかなく消えやすいもののたとえ。すいほう。
努力・苦心がすべてむだになること。「苦労かいもなく水の泡となる」
[類語]無駄駄目台無しふいおじゃん空中分解挫折くたびれもうけおしまいわやパンクぼつ余計余分蛇足だそく不必要不要不用無用無益あだいたずら徒労不毛無駄足無駄骨無駄骨折り骨折り損不経済二度手間無くもがなあらずもがな無にする無になる無に帰する水泡に帰する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android