水の泡(読み)ミズノアワ

デジタル大辞泉 「水の泡」の意味・読み・例文・類語

みず‐の‐あわ〔みづ‐〕【水の泡】

水面に浮かぶ泡。転じて、はかなく消えやすいもののたとえ。すいほう
努力苦心がすべてむだになること。「苦労のかいもなく水の泡となる」
[類語]無駄駄目台無しふいおじゃん空中分解挫折くたびれもうけおしまいわやパンクぼつ余計余分蛇足だそく不必要不要不用無用無益あだいたずら徒労不毛無駄足無駄骨無駄骨折り骨折り損不経済二度手間無くもがなあらずもがな無にする無になる無に帰する水泡に帰する勿体もったい無い惜しいあたら残念残り惜しい名残惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜去り難い後ろ髪未練がましい後を引くしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうじうじうだうだいじいじぐじぐじもじもじ因循断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びない死蔵退蔵倹約無駄遣い浪費濫費散財空費徒費冗費宝の持ち腐れ捨て金湯水のように使う髀肉ひにくたんリサイクルリユースリメークリバイバルカムバック

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精選版 日本国語大辞典 「水の泡」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の 泡(あわ)

  1. 水面に浮かぶあわ。みなわ。すいほう。転じて、消えやすくはかないことのたとえ。〔新訳華厳経音義私記(794)〕
  2. 努力したことがふいになること。
    1. [初出の実例]「忰を守り立て人となし、父の名字をつがせんと思ひし事も水の泡」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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