デジタル大辞泉 「容赦」の意味・読み・例文・類語
よう‐しゃ【容赦】
1 ゆるすこと。大目に見ること。
「もう遣り切れないと云った様子を先刻から見せている津田を毫も―しなかった」〈漱石・明暗〉
2 手加減すること。控え目にすること。「
[類語](1)厳しい・許可・承知・認可・許諾・承認・認許・
( 1 )「用捨」の意味領域の拡大によって生じた和製漢語。江戸前期の辞書「志不可起」には、「用捨」の意味が広がり、無用や辞退の意にも使用されたことが指摘されている。また本居宣長「玉勝間‐八」には「ゆるすことを、俗言に、用捨するといふは」とあり、この用法は漢籍に見られる「容捨」と混用したものと指摘している。
( 2 )明治前期の「和英語林集成(初版)」や、「言海」、「日本大辞書」では「容赦」と「用捨」とは別語としているが、実際には、大正時代頃まで「容赦」と「用捨」は区別されずに用いられている。
( 3 )漢籍に見られる「容捨」の表記は広まらなかった。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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