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梅酒 うめしゅ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

梅酒
うめしゅ

日本で古くから愛用されている果実酒。梅の実を焼酎に漬けて造るリキュール型 (混成酒) と酵母を用いる発酵型とがあるが,普通は前者をさす。 1962年の酒税法改正以来一般家庭でも多く造られるようになったが,家庭用としては,梅実 1kgと氷砂糖 1kgを焼酎 1.8lとともに広口のガラス瓶などの容器に入れ,密封保存して造る。

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デジタル大辞泉の解説

うめ‐しゅ【梅酒】

青梅を焼酎(しょうちゅう)と氷砂糖、またはみりんに漬けて造った果実酒。梅焼酎。うめざけ。ばいしゅ。 夏》「貯へておのづと古りし―かな/たかし

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百科事典マイペディアの解説

梅酒【うめしゅ】

梅の実を蒸留酒に浸し酸味と香気を浸出させた果実酒の一種。暑気あたり下痢止めの効があるとして,水で薄め夏季の飲物とする。作り方の一例は焼酎(しょうちゅう)1.8lに青梅1kg,氷砂糖700〜800gを入れ2〜3ヵ月密封する。
→関連項目果実酒

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世界大百科事典 第2版の解説

うめしゅ【梅酒】

ウメの実を砂糖とともに焼酎につけ込んだ果実リキュール。古くは〈うめざけ〉といった。能狂言の《餅酒》に〈松のさかやゝ梅つぼの,柳の酒こそすぐれたれ〉とみえ,室町時代の京都で名をはせた柳酒屋の銘酒が柳の酒(柳酒)と呼ばれていたことから,松の酒屋,つまり松酒屋というのもあったのではないかとみられる。また梅つぼは,単に松・柳の縁語が梅だからというので語呂合せにしただけではなく,梅酒の酒壺のことではないかと推察されている。

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大辞林 第三版の解説

うめしゅ【梅酒】

梅の実を氷砂糖とともに焼酎しようちゆうに漬け、熟成させた果実酒。うめざけ。 [季] 夏。 《 古-をたふとみ嘗むる主かな /松本たかし 》

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飲み物がわかる辞典の解説

うめしゅ【梅酒】


焼酎に青梅の実を氷砂糖とともに漬け込み、熟成させてつくる果実酒。独特の果実香と酸味がある。日本を代表するリキュールで、夏季の暑気払いや疲労回復に古くから親しまれてきた。アルコール度数は8~15度程度。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

梅酒
うめしゅ

ウメの実に焼酎(しょうちゅう)を加えて、その香味成分を浸出した日本古来の酒で、一種のリキュールである。[秋山裕一]

作り方

ウメの実は、果肉が厚く、酸味が強く、色の鮮やかな固い新鮮なものがよい。青梅1.2キログラムをよく洗い、水をふきとり、5~6リットル入りの広口瓶に入れ、砂糖を上に入れる。砂糖は果実と同量にするのが標準的であるが、好みにより加減するのが楽しみの一つで、0.6~1キログラムぐらい使う。砂糖は氷砂糖かグラニュー糖を用いる。その上から35度(35%)の焼酎1.8リットルを注ぎ入れる。密封して冷暗所に置くが、ときどき静かに揺すって、砂糖を均一にする。2~3か月すれば飲めるが、1年ぐらい置くほうが、色もこはく色になり、香味もなれてよくなる。ウメの実は入れたまま長く置くと苦味が出てくるので、3か月ぐらいして取り出したほうがよい。実は食べる。砂糖を混ぜた焼酎に青梅を漬けておくと、ウメから酸味(主としてクエン酸)と香気が液汁にしみ出し、甘味と酸味の調和した酒ができあがる。成分はアルコール11~12%、酸量は0.2~0.3%で、さわやかな香味のために夏季の暑気払いに愛飲されている。昔から下痢止めなど家庭医薬としても用いられた。
 以前は家庭で梅酒をつくることは公には酒税法で認められていなかったが、1962年(昭和37)4月酒税法が改正され、ブドウ以外の果実と焼酎などを用いる自家製の果実酒の製造が公認された。[秋山裕一]

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世界大百科事典内の梅酒の言及

【梅酒】より

…能狂言の《餅酒》に〈松のさかやゝ梅つぼの,柳の酒こそすぐれたれ〉とみえ,室町時代の京都で名をはせた柳酒屋の銘酒が柳の酒(柳酒)と呼ばれていたことから,松の酒屋,つまり松酒屋というのもあったのではないかとみられる。また梅つぼは,単に松・柳の縁語が梅だからというので語呂合せにしただけではなく,梅酒の酒壺のことではないかと推察されている。事実,同時代の京都には梅酒屋を称する町人がいた。…

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