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紹興酒 しょうこうしゅShao-hsing chiu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紹興酒
しょうこうしゅ
Shao-hsing chiu

中国の代表的な醸造酒。数種の酒を総称していう。チョーチヤン (浙江) 省シャオシン (紹興) 地方が主産地。小麦をあらびきしたものに水を加えて団子状とし,わらで包み,籾殻で薫蒸して煙を通し,クモノスカビを植えて麹にする。これを酒餅という。蒸したもち米に水を加え,陶製の甕 (かめ) に入れ,これに独特の微生物を含む発酵素を入れ,発酵させる。これを酒薬という。以上の酒餅,酒薬に,さらに水を含ませたもち米と水を加え,甕に仕込む。あとは日本酒と同じく,圧搾,おり引き,火入れを行い,あらためて甕で貯蔵する。5~10年間貯蔵されたものを最上とし,特に老酒 (ラオチュー) という。飲酒時には,そのまま常温で飲むか,燗をし,好みにより氷砂糖を溶かしながら飲む。

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デジタル大辞泉の解説

シャオシンチュー【紹興酒】

《〈中国語〉》⇒紹興酒(しょうこうしゅ)

しょうこう‐しゅ〔セウコウ‐〕【紹興酒】

中国の代表的な醸造酒。蒸したもち米と小麦こうじ、酒薬を原料として製する。紹興で産出したのでいう。これを長期間貯蔵したものを老酒(ラオチュー)という。シャオシンチュー。

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百科事典マイペディアの解説

紹興酒【しょうこうしゅ】

シャオシンチュウとも。中国の醸造酒で日本の清酒に当たる。浙江省紹興地方,江蘇省蘇州地方が主産地。蒸したもち米に特殊な麹(こうじ)(酒薬(チュウヤオ)やチュイズ)を加えて発酵させて作る。
→関連項目浙江[省]ラオチュウ(老酒)

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栄養・生化学辞典の解説

紹興酒

 中国の醸造酒の一つ.

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうこうしゅ【紹興酒】

中国で最も著名な醸造酒。杭州湾南岸の浙江省紹興に産するもので,戦国時代以来の2000年の歴史をもつとされる。原料の精白したもち米を,20日間近くも水に浸漬(しんし)して野生細菌で酸敗させ,そこにできた酸性の水(漿水(しようすい))を仕込み水にするという変わった製法を用いる。こうじは小曲(シアオチユー)(酒薬),大曲(ターチユー)の2種を使い,初めは小曲,あとで大曲を加える。仕込みにはふつう500l入りのかめを用い,数十日におよぶ発酵ののち圧搾,ろ過,清澄し,火入れを行って20lほどのかめに詰めて陶製のふたをし,泥で固めて密封し,貯蔵庫に移して熟成させる。

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大辞林 第三版の解説

シャオシンチュー【紹興酒】

しょうこうしゅ【紹興酒】

中国の醸造酒。蒸した糯米もちごめと麦麯ばくきよく(麴こうじに相当)・酒薬(酒母に相当)を混ぜて仕込み、発酵させて濾過したもの。酸味があり黄褐色を呈する。長期間熟成したものを、陳年紹興酒あるいは老酒ラオチユーという。シャオシン-チュー。

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飲み物がわかる辞典の解説

シャオシンチュウ【紹興酒】


しょうこうしゅ。⇒しょうこうしゅ

しょうこうしゅ【紹興酒】


黄酒(ホワンチュウ)と呼ばれる中国の醸造酒の一種で、その代表的なもの。東部の浙江省紹興などを主産地とする。仕込み水には紹興にある鑑湖という湖の水を用いる。主原料のもち米を鑑湖の水に浸漬して乳酸発酵させた後に蒸し、酒薬と呼ばれる特殊な麹からつくる酒母や麦麹とともに、米を浸漬してあった水に仕込んで発酵させ、圧搾する。かめに詰め、粘土や石膏で密封して熟成するが、輸出用には3年以上の熟成期間を要する。褐色で酸味と甘みがあり、熟成して渾然とした独特の香りが生ずる。酒薬はうるち米の米粉にやなぎたでの粉末を混ぜ、水で練り固めて餅のようにし、これに古い酒薬の粉末をまぶしてねかせ、麹菌、酵母、乳酸菌などの微生物を培養したもの。紹興酒は製法の違いで元紅酒加飯酒善醸酒香雪酒の4種があり、後ろのものほど甘みが強い。一般に常温でストレートで飲むが、燗をして氷砂糖を入れるなどの飲み方もある。アルコール度数は14~20度程度。◇「シャオシンチュウ」ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紹興酒
しょうこうしゅ

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世界大百科事典内の紹興酒の言及

【紹興】より

… 紹興は,杭州の大運河の起点よりさらに東にのびる寧波(ニンポー)運河の中間にあたり,寧波が南海との交易で栄えたときには,その交通の要衝として発展し,また前面の沖積湿地を開発することで得られた水田や江海からの農水産物の産出,古い伝統をもつ手工芸などにより,明・清時代を通じて,杭州,寧波と並ぶ都市となった。特産品として,付近で産する良質の米と水から醸造される酒(紹興酒,老酒)が世界的に有名。また上記の禹に関する遺跡,王羲之の蘭亭遺跡など観光地も多い。…

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