虎視眈眈(読み)コシタンタン

デジタル大辞泉 「虎視眈眈」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虎視眈眈」の意味・読み・例文・類語

こし‐たんたん【虎視眈眈】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 虎が獲物をねらって身がまえ、鋭く見つめるさま。転じて、じっと機会をねらい、すきがあればつけ入ろうとうかがうさまにいう。
    1. [初出の実例]「虎視眈々、臀、株木に困しまず」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. 「大人がその機を狙ふに虎視眈々たる事は」(出典:百鬼園随筆(1933)〈内田百大人片伝)
    3. [その他の文献]〔易経‐頤卦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「虎視眈眈」の解説

虎視眈眈

虎が獲物をねらって身がまえ、鋭く見つめる様子。転じて、じっと機会をねらい、すきがあればつけ入ろうとうかがうさまにいう。

[活用] ―と・―として。

[使用例] 大人がその機を狙うに虎視眈々たる事は[内田百閒百鬼園随筆|1933]

[使用例] 虎視眈々と獲物の到来を待ち受けていたのである[安部公房他人の顔|1964]

[解説] 「眈眈」は欲深そうな目つきでねらう様子。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む