まじまじ(読み)マジマジ

デジタル大辞泉 「まじまじ」の意味・読み・例文・類語

まじ‐まじ

[副](スル)
1 目を離さないで一心に見つめるさま。じっと。「我が子の寝顔をまじまじと見つめる」
2 なかなか寝つけずにいるさま。また、寝つけないまま、しきりにまばたきをするさま。
「目は冴えて、―して居たが」〈鏡花・高野聖〉
3 気遅れして、はっきりした言動がとれないでいるさま。もじもじ。
「豊崎が元気を殺そがれて―としているを見」〈魯庵・社会百面相〉
4 物に動じないで平然としているさま。しゃあしゃあ。ぬけぬけ。
「その美しいしやっ面つらで―と嘘うそをぬかすか」〈人・梅児誉美・後〉
[類語](1)じっと・じろじろ・じろり・きょろり・ぎょろり・きょときょと・きょろきょろ・ぎょろぎょろ・しげしげ・つくづく・はた・きっと・はった・明視・がん見み・熟覧・細見・属目しょくもく・瞠若どうじゃく・瞠目どうもく・矯ためつ眇すがめつ・鵜うの目鷹たかの目・蚤のみ取り眼まなこ・視一視・目する・見入る・見張る・見澄ます・目を凝らす・注目・虎視・虎視眈眈たんたん・注視・刮目かつもく・目配り・凝視・目撃・着目・着眼・直視・正視・見る・眺める・見遣る・見詰める・見据える・睨にらむ・目に留まる・目を留める・目を配る・目を注ぐ・目を付ける・目を向ける・目をくれる・視線を注ぐ・目を遣る・目にする・目を据える・瞳を凝らす・瞳を据える・目を奪われる・目を輝かす・目を光らす・目を転ずる・目を向ける・目が行く・目を皿にする

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精選版 日本国語大辞典 「まじまじ」の意味・読み・例文・類語

まじ‐まじ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ① しきりにまばたきなどをして眠れないさまを表わす語。まじりまじり。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「目うちしばたたきて、まじまじとして舟ばたによりかかり居る」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)四)
  3. ② 事に動じないさま、平気でいるさまを表わす語。しゃあしゃあ。ずうずうしく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「ぬるみし水をひたと打ぬる まじまじと守る蛙のつらにくや」(出典:俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)長抜書)
  4. ③ ひるまないではっきりと言ったり見つめたり見きわめようとしたりするさまを表わす語。まじりまじり。まじいりまじいり。
    1. [初出の実例]「阿鼻焦熱の苦しみをまじまじと見て居られふか」(出典:浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)下)
  5. ④ 様子を見ながらとりつく島もないさま、決断できず手をこまねいてぐずぐずしているさまを表わす語。また、何も手につかずぼんやりしているさまを表わす語。「もじもじ」に近い。まじりまじり。まじいりまじいり。
    1. [初出の実例]「只一口に大鳥も、云こめられてしょげ鳥のまぢまぢとして閉口す」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)二)

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