まじまじ

精選版 日本国語大辞典「まじまじ」の解説

まじ‐まじ

〙 (多く「と」を伴って用いる)
① しきりにまばたきなどをして眠れないさまを表わす語。まじりまじり。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)四「目うちしばたたきて、まじまじとして舟ばたによりかかり居る」
② 事に動じないさま、平気でいるさまを表わす語。しゃあしゃあ。ずうずうしく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)長抜書「ぬるみし水をひたと打ぬる まじまじと守るのつらにくや」
③ ひるまないではっきりと言ったり見つめたり見きわめようとしたりするさまを表わす語。まじりまじり。まじいりまじいり
浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)下「阿鼻焦熱の苦しみをまじまじと見て居られふか」
④ 様子を見ながらとりつく島もないさま、決断できず手をこまねいてぐずぐずしているさまを表わす語。また、何も手につかずぼんやりしているさまを表わす語。「もじもじ」に近い。まじりまじり。まじいりまじいり。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)二「只一口に大鳥も、云こめられてしょげ鳥のまぢまぢとして閉口す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「まじまじ」の解説

まじ‐まじ

[副](スル)
目を離さないで一心に見つめるさま。じっと。「我が子の寝顔をまじまじと見つめる」
なかなか寝つけずにいるさま。また、寝つけないまま、しきりにまばたきをするさま。
「目は冴えて、―して居たが」〈鏡花高野聖
気遅れして、はっきりした言動がとれないでいるさま。もじもじ。
豊崎が元気をがれて―としているを見」〈魯庵社会百面相
物に動じないで平然としているさま。しゃあしゃあ。ぬけぬけ。
「その美しいしやっつらで―とうそをぬかすか」〈人・梅児誉美・後〉
[類語](1じっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたきっとはった明視がん熟覧細見属目しょくもく瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見入る見張る見澄ます目を凝らす注目虎視虎視眈眈たんたん注視刮目かつもく目配り凝視目撃着目着眼直視正視見る眺める見遣る見詰める見据えるにら目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を付ける目を向ける目をくれる視線を注ぐ目を遣る目にする目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目を向ける目が行く目を皿にする

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