気が付く(読み)キガツク

デジタル大辞泉 「気が付く」の意味・読み・例文・類語

・く

そのことに考えが及ぶ。気づく。「まちがいに―・いた」
細かいところにまで注意がゆきとどく。「よく―・く女性
意識が回復する。正気にかえる。
[類語]気が利く痒い所に手が届く至れり尽くせり目聡い鋭敏機敏俊敏明敏賢い鋭いさと賢しい過敏敏感炯眼けいがん利口利発聡明怜悧れいり慧敏穎悟えいご英明賢明犀利さいりシャープ耳聡い耳が早い早耳地獄耳目が早い先見の明予覚飛耳長目嗅ぐ嗅ぎ付ける嗅ぎ出す嗅ぎ当てる嗅ぎ取る嗅ぎ分ける虫の知らせ虫が知らせる第六感予感直感ひらめき察知インスピレーションぴんとぴんと来る鼻が利く感じ取る

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精選版 日本国語大辞典 「気が付く」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が 付(つ)

  1. 考えつく。心づく。気づく。かんづく。
    1. [初出の実例]「そこで気かついたらばおのれと心得ぞ」(出典:玉塵抄(1563)三三)
    2. 「番太が悪所のつかひするとは、いづれの旦那も気のつかぬ事をよろこび」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)三)
  2. 細かなところに注意が行きわたる。よく気がまわる。配慮が行きとどく。
    1. [初出の実例]「責而(せめて)門口計には、竹樋を懸られう事じゃ。気のつかぬ仁左衛門と声高にののしり」(出典浮世草子好色一代男(1682)六)
  3. 息を吹きかえす。正気(しょうき)にかえる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

け【気】 が 付(つ)

  1. そのような気配になる。特に、お産をしそうな気配になる。産気づく。
    1. [初出の実例]「ふのりたなびくみねの白雲 天乙女まちつと先にけがついて〈未学〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)下)
    2. 「今朝からけがつきてけふ生るるとてうまれぬさきの褐(むつき)さだめ」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)七)

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