デジタル大辞泉 「第六感」の意味・読み・例文・類語
だいろっ‐かん〔ダイロク‐〕【第六感】
[類語]予感・直感・虫の知らせ・勘・インスピレーション・目聡い・鋭敏・機敏・俊敏・明敏・敏・賢い・鋭い・
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…心理学者黒田亮は通俗的に用いられる勘の語義として,次のようなものを挙げた。直覚,いわゆる〈第六感〉,虫の知らせ,無意識および下意識,練習による機械化や自動化,技神に入るの妙,神徠(しんらい),霊感,悟り,禅,三昧(ざんまい),以心伝心,手加減,こつ,呼吸,手心。黒田によれば心理学は自内証(体験)の事実を記述する学とされ,自内証の事実には識(ほぼ意識に相当する)と覚の2方面があるとされた。…
…この五つの感覚は今日でいう感覚の種に相当するものであるが,感覚の種はこの五つに限られたものではなく,とくに触覚で代表されている皮膚感覚は,触・圧覚,温覚,冷覚,振動感覚などが区別されており,そのほか位置および運動感覚,平衡感覚などが感覚の種とみなされている。第六感という言葉があるが,これは上記の五感に含まれない6番目の感覚の意味で,文献的には,ベルCharles Bell(1826)が筋肉の運動感覚に対して,これを第六感the sixth senseといってはじめ使ったとされている。また身体の一般的感覚cenesthesiaの意味で用いる場合もある。…
※「第六感」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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