猛に(読み)モウニ

デジタル大辞泉 「猛に」の意味・読み・例文・類語

もう‐に〔マウ‐〕【猛に】

[副]形容動詞もう」の連用形から》程度のはなはだしいさま。たいそう。ひどく。
「―毛が生えておせらしや」〈仮・東海道名所記・三〉
[類語]猛烈強烈激烈鮮烈凄烈凄絶壮烈壮絶悲壮激しい過激ラジカル凄まじい熾烈しれつ苛烈激甚急激峻烈しゅんれつ激越矯激ファナティック先鋭烈烈痛烈辛辣シビア強いきついどぎついひどい手ひどいすごいものすごい厳しい手厳しいはなはだしい桁外れ桁違い並外れ格段著しい厳格厳重厳酷厳正冷厳峻厳しゅんげん苛酷鋭いこっぴどい強力強大無敵最強力強い手強い荒荒しい荒っぽい大荒れ猛然荒らか威烈

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精選版 日本国語大辞典 「猛に」の意味・読み・例文・類語

もう‐にマウ‥【猛に】

  1. 〘 副詞 〙 ( 形容動詞「もう(猛)」の連用形から ) 程度がはなはだしいさまを表わす語。大層。ひどく。たくさん。
    1. [初出の実例]「まうに違ふといふは何ことにや。猛の字歟、蒙の字歟、間(ま)歟、又、舞ふ歟、立舞ふに拍子のたがふこと歟」(出典:かた言(1650)五)

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