手酷い(読み)テヒドイ

デジタル大辞泉 「手酷い」の意味・読み・例文・類語

て‐ひど・い【手酷い】

[形][文]てひど・し[ク]
手心を加えることなく、非常にきびしい。手きびしい。「―・く批判される」
激しい。はなはだしい。「台風で―・い被害を受けた」
[派生]てひどさ[名]
[類語]厳しいきつい厳格厳重厳酷厳正冷厳峻厳しゅんげん峻烈しゅんれつ苛酷かこくこく容赦ようしゃない仮借かしゃくない険しい鋭い激しいひどい手痛い手厳しいこっぴどい辛辣しんらつびしっと強いどぎついすごいものすごいはなはだしい桁外れ桁違い並外れ格段著しいすさまじい猛烈痛烈強烈苛烈熾烈しれつ痛烈シビア猛烈強烈苛烈強力強大無敵最強力強い手強い激烈鮮烈凄烈凄絶壮烈壮絶過激ラジカル激甚急激激越矯激ファナティック先鋭烈烈桁外れ桁違い並外れ格段著しい荒荒しい荒っぽい大荒れ猛然荒らか威烈猛に

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精選版 日本国語大辞典 「手酷い」の意味・読み・例文・類語

て‐ひど・い【手酷】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てひど・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. てあらい。乱暴である。
    1. [初出の実例]「只今急に御入能何番々々と云様成てひどき事有によりて」(出典:随筆・独寝(1724頃)上)
  3. 勢いが鋭い。はげしい。また、てきびしい。きつい。
    1. [初出の実例]「在在所所、手ひどくきびしくをっさがされ」(出典:浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状)
    2. 「何かを甘く見過ぎていたことを手ひどく思い知ったが」(出典:夢の中での日常(1948)〈島尾敏雄〉)

手酷いの派生語

てひど‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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