蛇足(読み)ダソク

  • じゃそく
  • 蛇足 じゃそく
  • 蛇足 だそく

大辞林 第三版の解説

曽我そが蛇足
ヘビの絵を早く書き上げる競争で、早くできたものが蛇に足を描き加えて失敗したという戦国策斉策上の故事から 余分なもの。不要のもの。なくてもよいもの。
自分の付け足しの言葉をへりくだっていう語。 -ですが、最後にひと言

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (「じゃ」は「蛇」の呉音)
① 蛇(へび)の足。
② (蛇を描く競争で足まで書き加えて負けたという「戦国策‐斉策上・閔王伝」の故事から) 余計なもの。あっても何の役に立たないもの。不必要なもの。だそく。
※洒落本・大通秘密論(1778)「亀毛蛇足(ジャソク)の説といへども、等間(なほざり)の看をなすことなかれ」
〘名〙 (「だ」は「蛇」の慣用音)
① 蛇(へび)の足。じゃそく。
② (蛇の絵を早く描く競争で、最初に描いた者が足まで描いて負けたという「戦国策‐斉策上・閔王」の故事から) よけいなもの。なくてもよい無駄なもの。じゃそく。
※丱余集(1409頃)下・識心同居埜語「未更添蛇足
※歌舞伎・曾我綉侠御所染(御所五郎蔵)(1864)六幕「五郎蔵が彼女を殺害なせしなどと、蛇足(ダソク)を添へて言はんは必定」

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世界大百科事典内の蛇足の言及

【曾我蛇足】より

…室町時代の画家の名とされるが,諸説があり不明な点が多い。現行の説で有力なものは,(1)蛇足軒は大徳寺真珠庵客殿の《山水花鳥図襖》あるいは群馬県立近代美術館蔵の《山水図》などを描いた夫泉宗丈(ふうせんそうじよう)(曾我派第2代,別号赤蠅)の軒号であり,確かに存在した名前である,(2)蛇足は江戸時代以降の文献にのみ見られる名前であり,真珠庵創建当時の画人の名としては確認できないので,後世混入の訛伝にほかならない,の2説がある。さらに最近は,(3)蛇足は墨渓以後の曾我派が代々用いた軒号であり,確かに存在した名前ではあるが一人の人物に確定することはできない,とする説も出されている。…

※「蛇足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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