デジタル大辞泉
「解く」の意味・読み・例文・類語
ほど・く【▽解く】
[動カ五(四)]
1 結んだり、縫ったり、もつれたりしたものをときはなす。とく。「荷物を―・く」「着物を―・いて洗い張りする」「からんだ糸を―・く」
2 迷いや疑いをはらす。正しく判断する。
「日頃は道理を聞き―・き給はざりける」〈沙石集・三〉
3 神仏にかけた願がかなったとき、お礼参りをしてかけた願をとく。
「王子王子の御前にて宿願を―・き候ふべし」〈義経記・三〉
→解く[用法]
[可能]ほどける
[動カ下二]「ほどける」の文語形。
[類語]解く・解ける・ほどける・ほぐす・ほぐれる・ときほぐす・ふりほどく
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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と・く【解】
- [ 1 ] 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
- ① 結んであるもの、縫ってあるものなどをほどく。
- [初出の実例]「太刀が緒も いまだ登加(トカ)ずて 襲(おすひ)をも いまだ登加(トカ)ねば」(出典:古事記(712)上・歌謡)
- 「『これを形見にしたまへ』とて、帯をときてとらせけり」(出典:大和物語(947‐957頃)一六九)
- ② 束ねたものをばらばらにしたり、封じたものを開いたりする。
- [初出の実例]「白玉の五百(いほ)つ集(つど)ひを解(とき)も見ず吾れは寝かてぬ逢はぬ日待つに」(出典:万葉集(8C後)一〇・二〇一二)
- 「判官あまさへ封をもとかず、いそぎ時忠卿のもとへ送られけり」(出典:平家物語(13C前)一一)
- ③ 乱れもつれたものを分けて整える。
- [初出の実例]「御髪(ぐし)手づからけづり給ふ。〈略〉ときはてたれば、つやつやとけうらなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
- ④ 車などにつける飾りや身にまとう着物などをとり除く。
- [初出の実例]「只今なん、御車の装束ときて、み随身ばらも、みな乱れはべりぬ」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
- ⑤ 腹立ち、不機嫌、恨み、悲しみ、疑いなど、心のわだかまりを消してさっぱりさせる。「疑いを解く」
- [初出の実例]「せめては、婦女の職分をも尽して、世間の誤謬を解(ト)かん者と」(出典:妾の半生涯(1904)〈福田英子〉七)
- ⑥ 役目、責任、契約、制限など、束縛となるものを除く。解任、解約、解禁などをする。
- [初出の実例]「憎み思ひし官長は、遂に旨を公使館に伝へて、我官を免じ、我職を解いたり」(出典:舞姫(1890)〈森鴎外〉)
- ⑦ 防備、警戒、包囲などのためにとっていた態勢をくずす。「警戒を解く」「囲みを解く」
- [初出の実例]「遂に函館の固めを解(ト)き」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一二)
- ⑧ 魚や鳥獣を刃物で切り裂く。包丁を入れて料理する。また、解剖する。
- [初出の実例]「行賢即解レ鯉」(出典:台記‐仁平二年(1152)二月二六日)
- ⑨ 疑問や問題に対する答えを出す。解答する。
- [初出の実例]「近習の人ども、なぞなぞを作りてとかれける処へ」(出典:徒然草(1331頃)一〇三)
- 「代数をやったり、幾何の問題を解いたり」(出典:彼女と少年(1917)〈徳田秋声〉五)
- ⑩ あたえられた方程式、不等式を満たす未知数の値の範囲を求める。解(かい)を求める。
- [ 2 ] 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒とける(解)
ほど・く【解】
- [ 1 ] 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
- ① 結んだもの、結ったもの、縫ったものなどをときわける。ときはなつ。はなつ。とく。
- [初出の実例]「夢にだに見えむと吾れは保杼毛(ホドケ)どもあひし思はねばうべ見えざらむ」(出典:万葉集(8C後)四・七七二)
- ② 神仏にかけた願(がん)がかなった後、お礼参りしてその願をとく。願ほどきをする。
- [初出の実例]「王子王子の御前にて宿願をほどき候べし」(出典:義経記(室町中か)三)
- ③ 疑問をとく。理解する。思いほどく。
- [初出の実例]「一二の句にて、不審を立てて、三四の句にて、ほどいた也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
- ④ 魚の身をひらく。
- [初出の実例]「まがきまで津浪の水にくづれ行〈荷兮〉 仏喰たる魚解(ホド)きけり〈芭蕉〉」(出典:俳諧・冬の日(1685))
- [ 2 ] 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒ほどける(解)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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