出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
中国,朱子学の修養法。居敬,持敬,主敬などともいう。敬とは本来,天,神々,君,父母などに対する敬虔でうやうやしい気持,ないしは態度をいうが,朱熹(子)はこれを自己の自己に対する心のあり方に転化させ,自己変革の修養法として確立した。このような敬は,朱熹以前にすでに北宋の道学者によって提唱され,次のような定義が与えられている。程頤(ていい)(伊川)の〈主一無適〉(心を一点に集中させどこへも逸(そ)れてゆかぬようにさせること)。同じく程頤の〈整斉厳粛〉(外貌をきちんと整えることによって心を専一にさせる)。謝良佐(上蔡)の〈常惺惺〉(心をたえず目ざめさせておく)。尹和靖(いんなせい)の〈収斂(しゆうれん)〉(心の高度な集中)。朱熹はこれらを踏まえ,心の静なるとき(未発(みはつ))も動くとき(已発(いはつ))も敬を持すことによって心の主体性を確立しようとしたのであった。しかし敬だけでは現実世界の筋道が見えてこないので,居敬と窮理(道理の追求)の双修を強調した。
執筆者:三浦 国雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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