デジタル大辞泉 「斗」の意味・読み・例文・類語
と【斗】[漢字項目]
1 ひしゃく。ます。「火斗・玉斗・
2 容積の単位。一升の10倍。「斗酒/
3 ひしゃく形の星座の名。「斗牛/星斗・泰斗・北斗」
[名のり]け・はかる・ほし
[難読]


(ひしやく)の形。その小なるものは升、大なるものを斗という。〔説文〕十四上に「十升なり。象形。
(え)
り」とあり、その頭の部分が
(勺)(しやく)である。北斗七星は、その形が斗に似ているところから名をえている。穀量をはかる器として用い、十升を斗という。
に云ふ、
、俗に度加
(とかき)と云ふ 〔名義抄〕斗 アト・フス 〔字鏡〕斗 アト・フス/
附 止加岐(とかき)〔字鏡集〕斗 フス・アト・ハカル・シル
・料・幹・魁・
・斟・斜および升など十六字、〔玉
〕には二十二字を属する。斟酌(しんしやく)に関するほかは、その形状の意をとるものがある。
・
の字があり、「
(とう)は
なり」、「
は
(とうへい)なり」とするが、いずれも後起の形声の字であろう。
は〔儀礼、少牢饋食礼〕にみえる。
▶・斗拱▶・斗胸▶・斗極▶・斗建▶・斗検▶・斗口▶・斗斛▶・斗山▶・斗室▶・斗酒▶・斗宿▶・斗升▶・斗称▶・斗聳▶・斗
▶・斗城▶・斗食▶・斗枢▶・斗絶▶・斗然▶・斗漱▶・斗
▶・斗
▶・斗粟▶・斗胆▶・斗紐▶・斗
▶・斗帳▶・斗躔▶・斗頓▶・斗南▶・斗入▶・斗抜▶・斗筆▶・斗柄▶・斗辟▶・斗目▶・斗門▶・斗桶▶・斗立▶・斗粮▶・斗量▶・斗糧▶・斗暦▶・斗禄▶
斗・銅斗・南斗・北斗・墨斗・漏斗出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
「と」とも。寺社建築などに用いる組物(くみもの)を構成する主要な材で,おもに肘木(ひじき)の上にのる。方形または長方形の平面で,下半部がくりとられて曲面になっており,ここを斗繰(とぐり)という。使用位置や形によって大斗(だいと)・巻斗(まきと)・方斗(ほうと)・鬼斗・延斗(のびと)・皿斗(さらと)・雲斗(くもと)などがある。高さの比率と斗繰曲線に時代の特徴があり,高さは平安後期が最も高く,以後しだいに低くなる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…中国系建築の柱上にある斗(ます)と肘木(ひじき)とからなり,軒の重荷をささえる部分をいう。斗栱(ときよう),斗組(ますぐみ)などともいう。…
… なお度量衡に対応する西欧語は,英語weights and measures,フランス語poids et mesures,ドイツ語Mass und Gewichtなどであって,質量(weights,poids,Gewicht)と長さ・体積(measures,mesures,Mass)との並列という表現になっている。
【史上の度量衡】
中国の《書経》の後につけられた注疏(ちゆうそ)を見ると,〈度はこれ丈尺,量はこれ斛斗,衡はこれ斤両〉とあり,国の法制度としてこれらを等しくしておくのだといった説明がなされている。ここにいう丈,尺,斛(石とも書く)などは,ものごとを数量的に表現するための〈単位〉の呼名である。…
※「斗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...