デジタル大辞泉
「袋」の意味・読み・例文・類語
たい【袋】
[接尾]助数詞。袋に入れたものを数えるのに用いる。「茶二〇袋」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
たい【袋】
〘接尾〙 茶、薬など、ふくろに入れたものを数えるのに用いる。
※虎寛本狂言・
鱸庖丁(室町末‐近世初)「宇治辺に
知音を持た者なれば、〈略〉極
(ごく)を三袋
(たい)貰ふた内、壱袋挽せて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
袋
ふくろ
[現在地名]鶯沢町 袋
町域東部にある近世鶯沢村の端郷。「鶯沢村安永風土記」によると肝入が置かれ、当郷風土記も別に書上げたと記すが未発見。応永二五年(一四一八)九月四日の鶯沢諸郷先達職預ケ状(白鶯山文書)によれば、「鳥屋のみこ」に預けていた「ふくろ」など五ヵ所の先達職の成敗権が木仏に与えられている。「伊達正統世次考」天文一二年(一五四三)五月二日条に伊達氏一五代晴宗が家臣大原氏に対し、「後衝の為に袋に軍し、以て進撃を為せ」と命じており、伊達氏天文の乱の一戦場であったと思われる。慶長五年(一六〇〇)の漆請取日記(伊達家文書)によれば、葛西(中世葛西氏の領した登米郡・桃生郡などの汎称)のうち「ふくろ中、ものを中、おしか中」などの漆一〇杯かさ一つを「いいふち馬助殿」に納めているが、ふくろが当地かどうかは未詳。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
世界大百科事典(旧版)内の袋の言及
【朝服】より
…大宝律令は亡逸して伝わらず,養老律令(757)を通じてその内容をうかがわざるを得ないが,養老衣服令によれば,朝服は皇太子以下,諸王,有位の諸臣,文武官男女それぞれについて規定され,衣服の色や,頭巾,腰帯,[笏](しやく)の材質などによって,位階や職種を表示するよう定められた。なかでも諸臣の朝服は,袋(たい)に施した緒の色と,緒の結び目の数で正・従位の別,また上・下位の別が表示される仕組みになっており,一瞥(いちべつ)しただけで着用者の位階が正確に識別できるようになっていた。男子の朝服は,位袍に白袴を組み合わせ,[幞頭](ぼくとう)をかぶり,笏を持つが(図),この系統の衣服は中国では,北方騎馬民族の〈[胡服]〉の系統に属する衣服で,漢民族固有の〈衣裳〉の制とは系統が異なり,儒教的な礼の秩序と乖離(かいり)するものと考えられていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」