どうかすると(読み)ドウカスルト

デジタル大辞泉 「どうかすると」の意味・読み・例文・類語

どうかすると

場合によると。「どうかすると春のような暖かい日がある」
ややもすると。「どうかすると安易な方法を選びがちだ」
[類語]もしかしたらもしかするとひょっとするとあるいはひょっとしてひょっとしたらもしやもしかして下手すると一つ間違えば事によると万一たとえたといもし仮にもしかよしんばよしやもしも万一ばんいち万が一万万一あわよくばまかり間違うよもやまさか万万ばんばん夢かうつつ図らずもはしなくはしなくも思いがけず思いも寄らない思いのほか心外突然唐突案に相違する意表を突く意表予想外意想外ゆくりなくまぐれひょんなひょっとゆくりなし我にもなく期せずして悪くすると事と次第による事によるとともするとややもすれば何かにつけ何かと言えば折に触れてもしくははたまたないし偶然たまさか時としてかも知れない思わず思わず知らず我知らず知らず知らず折もあろうに折悪しく慮外存外望外

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どうかすると」の意味・読み・例文・類語

どうか すると

  1. 事の次第によって、ある一つ状態がおこる、またはおこりやすい、という気持を表わす。ややもすれば。どうやらすると。
    1. [初出の実例]「何だか唯塞いで何様(ドウ)かすると、段々穴へでも這入るやうな心持になるのサ」(出典:人情本・花筐(1841)四)
    2. 「どうかすると、降って来る小雪が彼の口にも舞ひ込んだ」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android