どうかすると(読み)ドウカスルト

デジタル大辞泉 「どうかすると」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どうかすると」の意味・読み・例文・類語

どうか すると

  1. 事の次第によって、ある一つ状態がおこる、またはおこりやすい、という気持を表わす。ややもすれば。どうやらすると。
    1. [初出の実例]「何だか唯塞いで何様(ドウ)かすると、段々穴へでも這入るやうな心持になるのサ」(出典:人情本・花筐(1841)四)
    2. 「どうかすると、降って来る小雪が彼の口にも舞ひ込んだ」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android