よもや(読み)ヨモヤ

デジタル大辞泉の解説

[副]《副詞「よも」に係助詞「や」を付けて意味を強めたもの》
万が一にも。いくらなんでも。「よもや負けることはあるまい」
(あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。
「―張替ぐらゐはわかるだらう」〈滑・虚誕計・後〉
まさか用法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

よもに助詞の付いた語
(下に打ち消しの語を伴って)可能性が皆無ではないが、いくらなんでもそのような事態は起こらないだろうと予想する気持ちを表す。まさか。 彼に限って-裏切ることはあるまい -化物ではあるまい/草枕 漱石
きっと。たぶん。おそらく。 -もう盗んで帰りましたらう/黄表紙・金生木

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘副〙 (副詞「よも」に助詞「や」を付けて意味を強めた語)
① (打消の語を伴って) そういうことはほとんどありえないであろうという予測を表わす語。まさか。万が一にも。とても。
※虎寛本狂言・枕物狂(室町末‐近世初)「よもや誠では御座るまいと存て御座るが、すれば真実で御座るか」
② 確実性の高い予測を表わす語。きっと。多分。恐らく。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二「いまだ若盛によもや後家立かね申へきと其方が身のために」

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