存外(読み)ゾンガイ

デジタル大辞泉 「存外」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「存外」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐がい‥グヮイ【存外】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 物事の程度などが、予想と食い違うこと。また、そのさま。意外。案外。
    1. [初出の実例]「此は羇中の景趣にあらず。存外の浅き誑言なり」(出典:海道記(1223頃)極楽西方に非ず)
    2. 「鷲掴みにした箸でぞんがい器用に山葵漬を口に入れ」(出典:こども(1968)〈北杜夫〉二)
  3. ( ━する ) 非常識なふるまいをすること。また、そのさま。人の非常識な言動を非難するときにもいう。無礼。ぶしつけ。慮外。
    1. [初出の実例]「春夏はあたたかなほどに、人の身がのしいで、ぞんくゎいなぞ」(出典:玉塵抄(1563)七)

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