縦や(読み)よしや

精選版 日本国語大辞典「縦や」の解説

よし‐や【縦や】

〘副〙 (副詞「よし」に助詞「や」の付いてできたもの)
① 不満足ではあるが、やむをえないと考えて、放任・許容するさま。まあいい。ままよ。仕方がない。
※古今(905‐914)恋五・八二八「流れてはいもせの山の中におつる吉野の河のよしや世の中〈よみ人しらず〉」
② 逆接の仮定条件を表わす語。もし。かりに。たとい。万一。よしんば。
高瀬舟(1916)〈森鴎外〉「島はよしやつらい所でも、鬼の栖む所ではございますまい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「縦や」の解説

よし‐や【縦や】

[副]《副詞「よし」+間投助詞「」から》
たとえ。かりに。よしんば。
「―せつない思をしても」〈鴎外
ままよ。どうなろうとも。
「流れては妹背の山の中に落つる吉野の河の―世の中」〈古今・恋五〉
[類語](1たとえたといもし仮にもしかよしんばもしも万一まんいち万一ばんいち万が一万万一

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