のめり込む(読み)ノメリコム

デジタル大辞泉 「のめり込む」の意味・読み・例文・類語

のめり‐こ・む【のめり込む】

[動マ五(四)]
前へ倒れるように入り込む。「ぬかるみに―・む」
ある環境状況の中に深く入り込む。「研究に―・む」「ばくちに―・む」
[類語]入れ込む夢中血道を上げる首っ丈めろめろぞっこん骨抜きいかれる溺れるふける凝る耽溺たんでき惑溺執心頓着執着固執偏執我執とらわれる深入りはまるはまり込む身を焦がす狂おしい物狂おしい入れあげる病み付きとりこ心酔心ここにあらず心を奪う狂わしい悩ましい熱狂的悶悶もんもん惑乱切ないやりきれない思い乱れる思い悩む思い焦がれる胸苦しい息苦しい重苦しい苦痛る瀬無い憂さ憂い不如意堅苦しい気詰まり忍びないエキセントリック逆上のぼせるのぼせるアブノーマル常軌を逸する乱心取り術無い辛酸をなめる心を痛める艱難かんなん思い煩う

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精選版 日本国語大辞典 「のめり込む」の意味・読み・例文・類語

のめり‐こ・む【のめり込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. のめってはいり込む。前に倒れるようにしてはいり込む。また、無遠慮にはいり込む。
    1. [初出の実例]「廓へのめり込む地廻り共も」(出典:歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)二)
    2. 「其儘土手の草を攫んだなり川の中へのめり込んで仕舞ひました」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉八五)
  3. ある状況・環境・考えの中に、抜け出せなくなるほどすっぽりとはいり込む。
    1. [初出の実例]「その中心部に向ってまっしぐらにのめり込んで行ってる、という感じです」(出典:忘却の河(1963)〈福永武彦〉五)

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