惑溺(読み)ワクデキ

デジタル大辞泉 「惑溺」の意味・読み・例文・類語

わく‐でき【惑溺】

[名](スル)ある事に夢中になり、本心を奪われること。「酒色に惑溺する」
[類語]ふける溺れる凝る耽溺たんできいかれるめろめろぞっこん首ったけのめり込む入れ込む夢中血道を上げる骨抜き執心頓着執着固執偏執我執とらわれる深入りはまるはまり込む身を焦がす狂おしい物狂おしい入れあげる病み付きとりこ心酔心ここにあらず心を奪う狂わしい悩ましい熱狂的悶悶もんもん惑乱切ないやりきれない思い乱れる思い悩む思い焦がれるむな苦しい息苦しい重苦しい苦痛る瀬無い憂さ憂い不如意堅苦しい気詰まり忍びないエキセントリック逆上のぼせるのぼせるアブノーマル常軌を逸する乱心取り術無い辛酸をなめる心を痛める艱難かんなん思い煩う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「惑溺」の意味・読み・例文・類語

わく‐でき【惑溺】

〘名〙 ある事に深く迷って本心を失うこと。溺れること。
読本椿説弓張月(1807‐11)続「王その色に惑溺(ワクデキ)し、内外の事悉、そのいふ所を用ざる事なし」

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