デジタル大辞泉 「塡まる」の意味・読み・例文・類語
はま・る【▽塡まる/×嵌まる】
1 穴の部分にぴったりとはいる。うまくはいっておさまる。「栓が―・る」「ボタンが―・る」「型に―・る」
2 うまくあてはまる。「条件に―・る」「役に―・る」
3 くぼんだ場所などに落ち込む。「堀に―・る」
4 計略にのせられる。だまされる。「敵の術に―・る」
5 かかわりあって抜け出せなくなる。また特に、女性の色香におぼれる。「悪の道に―・る」
「女に―・って訳もなく家蔵を潰したり」〈紅葉・多情多恨〉
[可能]はまれる
[補説]5は、近年、「すっかり旅行にはまっている」のように、のめり込んでいるようすを、肯定的にとらえた意味でも用いる。
[類語](1)はめる・はめこむ/(5)めろめろ・ぞっこん・首ったけ・のめり込む・入れ込む・夢中・血道を上げる・骨抜き・いかれる・溺れる・ふける・凝る・