思い焦がれる(読み)オモイコガレル

デジタル大辞泉 「思い焦がれる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐こが・れる〔おもひ‐〕【思い焦がれる】

[動ラ下一][文]おもひこが・る[ラ下二]いちずに恋しく思う。ひたすら恋い慕って悩む。「先輩に―・れる」
[類語]焦がれる愛する惚れる好く見初める思う慕う恋する愛慕する思慕する恋慕する惚れこむ見蕩れる見惚れる惚れ惚れ一目惚れ懸想目尻を下げる思いを掛ける気がある恋い焦がれる胸を焦がす狂わしい狂おしい物狂おしい悩ましい熱狂的身を焦がす悶悶もんもん惑乱切ないやりきれない思い乱れる思い悩むめろめろぞっこん首ったけのめり込む入れ込む夢中血道を上げる骨抜きいかれる溺れるふける凝る耽溺たんでき惑溺執心頓着とんじゃく執着固執偏執我執とらわれる深入りはまるはまり込む入れあげる病み付きとりこ心酔心ここにあらず心を奪うむな苦しい息苦しい重苦しい苦痛る瀬無い憂さ憂い不如意堅苦しい気詰まり忍びないエキセントリック逆上のぼせるのぼせるアブノーマル常軌を逸する乱心取り術無い辛酸をなめる心を痛める艱難かんなん思い煩う

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精選版 日本国語大辞典 「思い焦がれる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐こが・れるおもひ‥【思焦】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おもひこが・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 深く思い慕う。いちずに恋しく思う。
    1. [初出の実例]「母君わびしきこといやますますにおぼえて、子のおやにさへなりておもひこがるるに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

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