他力(読み)タリキ

デジタル大辞泉 「他力」の意味・読み・例文・類語

た‐りき【他力】

1 自分以外のものの力。他人の助力。⇔自力。
2 仏語。衆生しゅじょうを悟りに導く仏・菩薩ぼさつの力。仏・菩薩の加護。特に、浄土門で、一切の衆生を救おうと発願した阿弥陀仏の力。弥陀の本願の力。⇔自力。
[類語]有力・偉い・優越・権威・大家たいか・耆宿きしゅく・オーソリティー・達人・大御所・辣腕らつわん・怪腕・凄腕すごうで・敏腕・泰山北斗・泰斗・巨星・巨匠・手強てごわい・特権・権力・威信・実権・威光・主席・筆頭・名声・知名・高位・名流・上位・上手うわて・上席・格上・第一人者・代表者・エリート・高名・腕力・体力・精力・底力・馬鹿力・怪力・通力・神通力・強力きょうりょく・強力ごうりき・力持ち・百人力・千人力・自力・独力・主力・全力・死力・霊力・知力・名だたる・与あずかって力がある

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「他力」の意味・読み・例文・類語

た‐りき【他力】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 他人の力。他から与えられる助力。たりょく。
    1. [初出の実例]「石は自ら下る者也、上る為には他力をからずして叶はざるごとく」(出典:ぎやどぺかどる(1599)上)
  3. ② 仏語。自分以外の仏菩薩の力をかりること。特に阿彌陀仏の本願の力によること、またその本願をいう。
    1. [初出の実例]「言二他力一者、如来本願力也」(出典:教行信証(1224)二)
    2. 「内々宝蔵に有地蔵(ぼさつ)を取出し、諸人に拝ませよ。すれば他力といふもの」(出典:歌舞伎・傾城壬生大念仏(1702)上)
    3. [その他の文献]〔往生論註‐下〕
  4. ③ その人が本来持つ素質以外に、習練や稽古を積むことによって派生的に得られるもの。
    1. [初出の実例]「けいこをきはめ、たんれんせば、其たりきにて、げいより出る分別かんよう也」(出典:わらんべ草(1660)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「他力」の意味・わかりやすい解説

他力【たりき】

自己以外の力,特に仏・菩薩の力をいう。自力に対する。のち浄土門の信仰において,阿弥陀仏が人びとを救おうとする願(がん)の力をさす。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「他力」の意味・わかりやすい解説

他力
たりき

「自力・他力」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の他力の言及

【他力本願】より

…阿弥陀仏が一切の衆生を救済しようとしておこした誓願。また浄土教で他力の弥陀の本願を頼むことをいう。他力とはみずからの力によらないで,仏・菩薩の力によって救われること,とくに阿弥陀仏の四十八願,別しては第18願による救済をさす。…

※「他力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

〘 名詞 〙 ( [英語] bargain ) 掘り出し品。見切品。また、バーゲンセールのこと。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕[初出の実例]「バーゲンの整理券をつかんで」(出典:にんげん動物園...

バーゲンの用語解説を読む