独断的(読み)ドクダンテキ

デジタル大辞泉 「独断的」の意味・読み・例文・類語

どくだん‐てき【独断的】

[形動]
深く吟味しないで、ひとりよがりの判断真理として主張するさま。「独断的見解
カント哲学で、認識能力の限界本質について吟味せず、純粋な理性によって実在を認識できると主張するさま。
[類語](1無理遣り無理強いて敢えて努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非何としてもどうしても何がなんでも是が非でも押してたって必死誓っててっきり違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非とも無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕/(2一元的一意的一義的一面的一方的ドグマチック主観的観念的利己的恣意的

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精選版 日本国語大辞典 「独断的」の意味・読み・例文・類語

どくだん‐てき【独断的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 深く吟味することなしに、ひとりよがりの判断を正しいとして主張するさま。
    1. [初出の実例]「独断的の評論をなす方に自然傾むき易きことも」(出典:日本文学史骨(1893)〈北村透谷〉一)
  3. カント哲学では、認識能力の限界や本質について吟味せず、純粋な理性によって実在を認識できると主張するさま。

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