デジタル大辞泉 「押付ける」の意味・読み・例文・類語 おし‐つ・ける【押(し)付ける】 [動カ下一][文]おしつ・く[カ下二]1 押して、離れないようにする。力を入れて押す。おっつける。「からだを―・けてくる」2 無理にやらせる。また、無理に受け入れさせようとする。おっつける。「責任を―・ける」[類語](1)押さえる・押さえ込む・押さえ付ける・ねじ伏せる・組み伏せる・組み敷く・押す・押しのける・押しやる・押しまくる・突きのける・押っつける・押し倒す・押し破る/(2)強いる・無理強じい・無理押し・強迫・強制・強要・無体・無理無体・無理遣り・無理・強いて・敢えて・努めて・できるだけ・極力・なるたけ・なるべく・可及的・必ず・きっと・絶対・是非・何としても・どうしても・何がなんでも・是が非でも・押して・たって・どうぞ・どうか・くれぐれも・願わくは・なにとぞ・なんとか・まげて・ひとつ・必死・誓って・てっきり・違いない・はず・決まって・すなわち・否が応でも・否でも応でも・否いやでも・否いやとも・是非とも・無理算段・強制的・強引・強気・強行・独断・独断的・理不尽・強硬・頑強・問答無用・力尽く・力任せ・腕尽く・ごり押し・断固・一刀両断・横柄・威圧的・否応無し・頑として・横紙破り・横紙を破る・有無を言わせず・腕力に訴える・横車を押す・押し付けがましい・ねじ伏せる・首に縄を付ける・遠慮会釈もない・無遠慮・高圧的・高飛車・頭ごなし・押し通す・一方的・豪腕 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「押付ける」の意味・読み・例文・類語 おし‐つ・ける【押付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]おしつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 上から重みをかけておさえる。また、力を入れて押し、あるものに付着させる。[初出の実例]「白き薄様に書きてをしつけたまふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)「とって引よせ、鞍のまへわにおしつけ」(出典:平家物語(13C前)七)② 威力を示して自由なふるまいをさせないようにする。抑圧する。圧倒する。[初出の実例]「髪をきるは、女にいひまはし押(ヲシ)付てもさする業(わざ)也」(出典:評判記・色道大鏡(1678)六)③ むりにやらせる。むりに引き受けさせる。(イ) ( 助動詞「た」「たる」、助詞「て」を伴って ) むりにする。強引にする。[初出の実例]「明匠の点を下さしむたほどにをし付たことはあるまいぞ」(出典:玉塵抄(1563)五五)「近ごろ押付(オシツケ)たる所望なれども、わたくしもらひまして聟にいたします」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)二)(ロ) むりに受け取らせる。むりに責任をとらせる。[初出の実例]「今はぜひに叶(かなは)ず押付(ヲシツケ)て貰ふべしと」(出典:浮世草子・武道伝来記(1687)七)④ 念を押す。[初出の実例]「御条目に而おしつけおしつけたづね」(出典:上杉家文書‐(年月日未詳)(室町)直江兼続自筆書状)⑤ たかぶる感情をおさえる。がまんする。抑制する。[初出の実例]「激昂したのをば無理無体に圧着(オシツ)けた為めに」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by