捩じ伏せる(読み)ネジフセル

デジタル大辞泉 「捩じ伏せる」の意味・読み・例文・類語

ねじ‐ふ・せる〔ねぢ‐〕【×捩じ伏せる/捻じ伏せる】

[動サ下一][文]ねぢふ・す[サ下二]
相手の腕をねじって倒し、押さえつける。「暴漢を―・せる」
強引に、相手を屈伏させる。「理屈で―・せる」
[類語](1押さえる押さえ込む押さえ付ける押し付ける組み伏せる組み敷く/ (2無理遣り無理強いて敢えて努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非何としてもどうしても何がなんでも是が非でも押してたってどうぞどうかくれぐれも願わくはなにとぞなんとかまげてひとつ必死誓っててっきり違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非とも無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましい首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕

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精選版 日本国語大辞典 「捩じ伏せる」の意味・読み・例文・類語

ねじ‐ふ・せるねぢ‥【捩伏・捻伏】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ねぢふ・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 相手の腕をねじって倒し、押えつける。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「ねぢふせねぢふせ縛りつけ」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)五)
  3. 無理に屈伏させる。強引に自分支配下に置く。
    1. [初出の実例]「貴夫の理窟は他(ひと)を捻(ネ)ぢ伏(フ)せるために用ひられる」(出典道草(1915)〈夏目漱石〉九二)

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