玉石混淆(読み)ギョクセキコンコウ

デジタル大辞泉 「玉石混淆」の意味・読み・例文・類語

ぎょくせき‐こんこう〔‐コンカウ〕【玉石混×淆】

[名](スル)《「抱朴子」外篇・尚博から》価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。
[補説]「玉石混合」とするのは誤り。

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精選版 日本国語大辞典 「玉石混淆」の意味・読み・例文・類語

ぎょくせき‐こんこう ‥コンカウ【玉石混淆】

〘名〙 良いものと悪いもの、また、すぐれたものとつまらないものとが混ざり合っていること。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七「そこら一寸見にはわからぬから、玉石混淆(ギョクセキコンコウ)して非評をするのが、我日本人の持前だアネ」 〔抱朴子‐外篇・尚博〕

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四字熟語を知る辞典 「玉石混淆」の解説

玉石混淆

よいものと悪いもの、また、すぐれたものとつまらないものとが混ざり合っていること。

[活用] ―する。

[使用例] 私立中学はお兄様達の学習院と違って、玉石混淆ですからな[佐々木邦苦心学友|1930]

[使用例] 考えて見給え。所蔵家が真物ばかり蒐めているのがおかしいじゃないか。玉石混淆が普通なのだ[松本清張真贋の森|1958]

[解説] 「玉」はすぐれたもの、「石」はつまらないものをさします。

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